足裏CTスキャンのベースにあるのは、足裏マッサージの反射区です。
この反射区を元に、辛さを生んでいる原因や場所を特定しているのです。
親指が頭で、踵は骨盤。リスフラン関節は、横隔膜になります。
※ここで、全ての反射区の説明はしません。まだご存じでない方は、反射区の画像等で確認してみて下さい。
更に僕は、臨床経験を積む中で、足が一般的に知られる反射区だけでなく、腕や脚、手のひらや頭部をも映し出していることに気付きました。
例えば腕を表す場合、足首が肩関節で、リスフラン関節は肘、MP関節が手首となります。
脚であれば、足首が股関節で、リスフラン関節は膝、MP関節が足首となります。
もっと詳しく言うと、示指から小指のMP関節が手首・足首になります。第二中足骨は橈骨・脛骨に、第五中足骨は尺骨・腓骨に対応しています。
それぞれ、同側を映し出しています。
右腕、右脚は右足部。左腕、左脚は左足部です。
手のひらも同側となります。
頭部は頭頂部がMP関節、後頭部が踵になり、左頭部は左足部、右頭部は右足部に対応しています。
つまり、足部は複数の場所が映し出されていることになるのです。
また足甲側は、伸筋側。足裏側は、屈筋側となっています。
例えば、腕であれば前腕の伸筋群と上腕三頭筋が足甲側、前腕の屈筋群と上腕二頭筋が足裏側に映し出されています。
この様に、足部だけで様々な場所を映し出しているのです。
正に足は全身を映し出す鏡なのです。
足を診れば、全身を知ることが出来るのです。